知る人ぞ知るマルス発券がややこしい?小田急新宿-JR東海沼津までを結ぶ特急列車です。あさぎり号の指定席はJRのマルスに収容されておらず、小田急のシステムコンピュータ(「SRシステム」と称されるコンピュータのようです)に収容されているようで、JR線と乗り入れしていてもJR東海の御殿場線へ乗り入れる関係でJR東日本などは関係ないと言いたいのか、JR東海以外のマルスでは指定券を直接発券出来ません。JR東海のマルスだけは小田急のシステムとオンラインされており、マルスで発券できます。JR東海以外の窓口では、一旦座席を確保してから手入れで席番を切符券面に記入する形になります。そのため、JR東海以外の窓口ではあさぎり号の指定券を買うと発券に時間が掛かるようです。JR東海で発券するあさぎり号の指定券は2枚発券され、指定券と特急券に分けられ、指定券には席番が記入され料金は***で記入されません。特急券に料金が記されて指定したあさぎり何号かが表示されています。様式はJRの指定券ですが指定券の券面右上には小さく数字が羅列されていて、これは小田急の窓口で発券した時に同じく印字されるもので、よく見ると数字には法則のようなものも読み取れます。更に、JR東海管内発行の記号である(3- )の表示には小田急線までの特急券ですが他社線記号の(3-タ)とはならない所も注目です。これはあくまでJR線の各旅客会社線別表記になっているようです。また、JR東海以外のJR窓口で発券すると1枚での特急券となり右上の数字表示も無い券面になるようです。全車指定のあさぎり号ですが、沼津-松田間のみの乗車の場合、自由席も設定され、6号車の空席に座るという措置も取られています。沼津駅では6号車のドア付近に発車前に駅員による自由席特急券の立ち売りもあり、この特急券は車内補充券のような様式でこちらも気になるところですが、沼津から松田まで行くのにあさぎり号に乗るような急用のケースもあまり無い時のでこれを利用する人は少ないと思われます。