今から7年前、平成13年10月に只見線でSLが復活運転された時の「SL&DL会津只見号」のマルス券です。現在でも真岡鐵道のC11325がJR東日本管内を所狭しと出張して各線で運転されておりますが、真岡鐵道以外でC11325と言えば只見線でしょうか。この時は運転初年度というか、まだ試行錯誤的な要素も数多く、只見線でSL運転される事自体が大きな事件となり、平成13年10月6~8日の3連休で運転される事になりました。この3連休で運転初日の10月6日と8日が会津若松-会津川口間まで、そして中日の7日だけが只見まで運転されました。しかも往路はSL運転でしたが、復路は最後尾に連結されていたDE10による牽引でC11はそのままぶら下がりで戻る列車となり、列車名も「SL&DL」となったのです。翌年から全日只見までの運転となり、只見での転車台整備も行って往復SL単体で運転されるようになりました。さらにその2年後の2004年2月には真冬の只見線での運転が実現され、この時に再び後部にDLも連結され、SL&DLとなりましたが、これ以降、冬季での運転はされていないまま現在に至っています。運転初年度もそうですが、この時の指定券は瞬時に売り切れとなり、只見線に限らずSL列車の人気も高いようです。